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表層地盤による揺れやすさへの地震対策を

2019/02/27 8:51 に 早尾恭一 が投稿   [ 2019/03/08 18:49 に更新しました ]
 同じ震度でも地区によって揺れの大きさが違うのは、表層地盤の粘土層の深さによって地震動の周期の伝わり方が違うからだということが、熊本地震の分析によりわかってきました。つまり地震発生時の被害の大きさは、単に地震の震度だけでなく、その揺れ方に大いに依存していること、またその揺れ方は表層地盤の粘土層の深さや、建物自体に由来する揺れの周期にも影響を受けることが明らかになってきました。

地震発生時の建物の揺れは、一般的に2階建てなどの一戸建ては短周期、高層マンションになるほど長周期となるといわれます。ビルなど、高さが違う建造物の多い本区においては、地盤の特性に加えて、建物の揺れ方の程度についても考慮した地震対策を検討していく必要があります。

そこで本区における表層地盤に関する分析の現状と、それらに基づいた地区による揺れやすさへの対策はどのようになっているか、また建造物の高さによる揺れやすさについてどのような課題があると考えているか、区の現状認識とその対策への取り組みの状況について質問しました。

自分たちが暮らす、または日々過ごす職場や学校の建物の揺れやすさを知ってもらい、万が一の時にはその被害を最小限にできるような平時からの備えが、昼間人口82万人を預かる本区には求められています。

<平成29年 第2回定例会(6月13日)>

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