強さとやさしさ併せもち10年先を見据えた区政 はやお恭一

百折不撓の思い

2019/02/27 9:05 に 早尾恭一 が投稿   [ 2019/02/27 23:34 に更新しました]

 昨年は地震や豪雨など全国各地で大きな災害がおきています。犠牲になられた皆様のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災地の皆様が一日も早く安心できる生活を取り戻されますことを心よりお祈り申し上げます。事なき(=無事)毎日が当たり前ではないことを肝に銘じ、防災活動にも心して取り組みたいと思います。 

さて、平成最後の夏が終わりました。夏の風物詩の一つ甲子園。昨年は第100回の記念大会でもあり、朝日新聞では「白球の世紀」という半年間にわたる連載がありました。「春夏の甲子園の開会式はテレビで必ず見ます。君ら、よう頑張ってここまで来たなあ。入場行進を見ていると、そんな思いにかられて、いくつになっても涙が出ますねえ。」東京都が東西大会に分かれた最初の年、1974年夏に西東京代表となった佼成学園の今西錬太郎元監督(93歳)の言葉です。今西氏はプロ野球選手を経て高校野球の指導者となり、チームを春夏合わせて3度甲子園に導きました。

晴れやかな全国の舞台と、そこに至るまでの努力との双方を知る今西氏の「君ら、よう頑張ってここまで来たなぁと涙が出る」という言葉に、地方大会を勝ち抜いて行進する選手への称賛と、その場には辿り着けずともそこを目指して戦い合ったすべての球児への思いを感じました。

 そしてそれはスポーツだけでなく、どのような物事にも通じると反芻しています。どんなことも結果の理解にとどまらず、そこへ至るまでの過程に思いを寄せられることは、仕事においても日常生活においても人生を豊かにしていくと思うのです。区政においても同じです。基本構想策定からもうすぐ20年、中長期計画(ちよだみらいプロジェクト)後半に向けての中間見直しを控えた今、結果だけからの判断に偏らないよう、多面的な視点で本区の将来をしっかりと考えていきたいとあらためて感じています。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。